犬を探しています。

ほえる犬は噛まない [DVD]

ほえる犬は噛まない [DVD]

id:azecchiさんに勧められた、韓国映画オフ・ビート
評価:★★★
映画というよりマンガを読んでるようで面白かった。カメラワークもかなりコマ割り的。このシュールな空気、「ぼくんち」を思い出す。とくにツバ吐きばあさん。主人公の女の子も、かなりかわいい。スゴい細くてまんがちっくな体つきと、ゆるい人柄がばっちりです。犬虐待が辛かったという理由で、マイナス。そこはドライに観れなかった。


オフ・ビートという言葉は初めて知ったのですが、その定義としては
普通とはちょっとズレている、不器用な人たちの振る舞いのオカシサを、 熱い情熱をひた隠しにしながら、乾いたタッチで、 それでも愛を込めて描いた映画。 はぐれもんの笑い。 根底には深い無常観がある
そんな映画なんだそうですよ。ごっごるしてみたところ。
ごく最近、韓国映画を立て続けに観ていた私ですが、そのどれもドラマ仕立てだったので、今回のこの「ほえる犬」を見て、新しい韓国映画に足を踏み入れた気分になりました。最初は頭ん中はてなでいっぱいで、自分を映画に導入するのに時間がかかったけど、徐々に慣れました。
団地って住んだ事がないので分からないけど、団地住まいの友人宅に遊びに行くと、異様な空間(未体験ゾーン)にちょっと緊張する。あの四角い建物の中で、大量の家族が文化を成している、とか思うと、それだけで事件を感じる私がおかしいんだろう。暗い幼少時代を過ごしたんだろう。
とにかく辛かったのが、犬虐待のシーンです。犬の死体とか見るのがキツかった。基本的に動物を愛しているので、あれがドバトだったらちょっとウエーぐらいで大丈夫だったのですが。