ラースと、その彼女

先日友達に勧められた映画「ラースと、その彼女」を見て、
とにかくむちゃくちゃ気に入った。


シャイ&心に傷を抱えてコミュニケーションがうまくできない男性が
ラブドールが生きてる(自分の彼女)という妄想を通して、
人とのふれあいを積み重ね、現実に向き合う話。


小さな町の人々が全員で、愛を持って男性の妄想に付き合い、
優しさを持ってラブドールを人として扱いつづける、
そんななかで、町の人々の心がひとつになっていくという
じんわり心温まる話でした。
ラブドールと同僚の誕生日パーティに参加したり、
ラブドールが病院を受診したり、
異常な映像なのにほほえましい感じ。
最後、ラースが“こちらの世界”に自分の意思で入ってくるところとか
「よかったあ」と嬉しくなった。


ラース役の男性がほんとにうまくて、
病的な表情とか、ひきこもりがちな人のしっとりした髪質とか、
ばっちりでした。
あと兄夫婦も、ふたりとも素敵だった。