いまさらなんですけど、

先日京都のボロフェスで見た曽我部恵一バンドのアクトについて、
ご本尊様がダイアリーでふれていました。

初めて入った西部講堂は、聞きしに勝るボロボロさで、朽ちた柱や壁の間からロックンロールの亡霊たちがやっぱりのぞいていた。
そんなことが影響したのか、ボロフェスタ初日の最後を飾ったこの夜のライブは最高だった。
曽我部恵一バンドを組んで、いちばん最高のライブができたと思う。じつはこの日までぼくらはスランプで、なんとかそれを抜け出そうとミーティングを重ねたりもがいたりしていたのだ。
この日、やっと光が見えた。ステージでバンドが完全に愛し合えた瞬間だった。
バックステージで抱き合う。この瞬間をいつも待ってるんだ。

確かにあのときの親密さ、濃厚さ、テンション、すごいものがありました。
ライブでできることを優に越えていたと思う。
たぶん一生忘れない、忘れられないでしょう。あの時の自分の驚き。