停電の夜に

停電の夜に (新潮クレスト・ブックス)「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ
ピューリッツァー賞受賞作品ですって。インド系の著者が書いてるのは、いろんな「よそもの」感だと思ったんです。そんなヤヤコシイ話は苦手なので置いておくとしても、ぜひ映画にしてほしい、とくに表題作。もうなってたりする?とにかく人物描写が映像的で読んでいて楽しかった。色鮮やかなスパイスが並ぶ表紙もお気に入り。
一番印象に残ってるのは「セクシー」というお話かな。「知らない人を好きになること」ロヒンの一言を聞いてミランダが一気に醒めていく部分。血の気の引く「サーッ」っていう音が行間から聞こえてきそう。著者近影を見ると、もんのすごく綺麗!なんどもページを繰ってはお顔を拝んでしまいました。


♪Canto Do Povo De Um Lugar/Caetano Veloso